一般社団法人 全国建築CAD連盟【AACL】

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各教育機関の取組み 〜学校探訪〜

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帝恷R大学 現代生活学部 居住空間デザイン学科 (3/5ページ)

 

先生自作のオリジナルCADテキスト

 

 

 

 

 

 

 

CGソフトを使い立体を創造する力も養っている

 

 

■オリジナル教材を作られたようですね? 

 はい。以前も、指導用の教材は毎回資料を自作していました。しかし授業のたびに大量の資料を学生分コピーして配布していたため手間もコストも嵩み、思い切ってオリジナル教材を作り出版しました。

 JW_CADを使った内容で、建築製図とCADの両方が学べるように意識して作りました。具体的にはJW_CADの基本操作はもとより平面図・断面図・立面図・配置図の描き方から室内パースの作成方法まで、社会に出ても役に立つように工夫して編集しています。

 もちろん建築CAD検定の対策としても大いに役立てています。とくに学生の苦手な勾配屋根の作成部分などはわかり易いように意識して作りました。

 発行(初版)が2013年でしたが、実は団体表彰もこの年から受賞するようになったので、もしかしたらこの教材の効果がてきめんだったのかもしれませんね(笑)。

 

 

建築CAD検定をご指導されて良かったと思う点は?

 CADは、「学校で習った」という学生と「資格を持っている」という学生とでは、その持つ意味に大きな違いがあります。
 すなわち、前者はコマンドの操作方法は知っていても、実際にどこまで使えるかを客観的に伝えることができません。

 一方後者は、実務レベルで要求される能力を持ち合わせていることを意味します。
 建築CAD検定試験はまさに実践型の実技試験で、社会に出ても何不自由なくCADを使いこなせるようにと考えられた試験です。

 したがって、一生懸命努力してこの資格を得た学生たちが、実際の就職活動で非常に高い評価をいただき、採用の判断に
役立てられていることがとても嬉しく、指導してきて良かったなと思います。

 また、転職や再就職にもこの資格は活かされるという側面があります。もちろん大変需要の多いCADオペレータの仕事につくことも可能ですし、転職なども含め将来に亘って必ず有益に働く資格であると感じています。
 これからも多くの学生に推奨していきたいと思います。

 

 

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