本学のスローガンは「実学の帝塚山大学」です。これは、実社会に根ざし、実社会から学び、実社会と向き合う″学び″を目指すという考えを実践することで、人生を豊かにするための力を身につけ、新しい未来を創造できる人材を社会に送り出すという考えです。
私が担当している現代生活学部居住空間デザイン学科でもそのスローガンのもと、作る側の考えだけではなく、人の目線に立った使う人の立場から、空間やモノをデザインできる、そういった人材を育成しています。
具体的には、建築・インテリア・プロダクト・ビジュアルの4つのデザインを軸に、大きな建物から小さな物まで、生活者の目線でトータルにバランスよくデザインできる、いわば「時代が求める居住空間のプロフェッショナル」を育てています。
建築CAD検定を導入したのは今から6年前の2011年でした。当時から本学科では建築・インテリア・デザイン関係の様々な資格試験に取り組んでいましたが、CADの資格試験については実施していませんでした。
当時もCADの資格はありましたが、その多くが実技ではなく筆記などの概論中心の試験で、内容も機械図面に関するものを含んだ汎用的な力を要求するものであったため、検討はしても実施には至らなかったことを覚えています。
そんな時期に、連盟さんが実施する検定試験を知る機会があり、内容も建築に特化し、かつ社会で通用する実践型の実技試験ということで、「実学」をスローガンとする本学の方針にも合い、学科での導入を決めました。
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