一般社団法人 全国建築CAD連盟【AACL】

連盟概要 | リンク | サイトマップ

ホーム
ホーム > 教育機関の方へ > 導入検討中の機関 > 学校探訪 > 第1回

各教育機関の取組み 〜学校探訪〜

学校探訪シリーズ(第9回 | 第8回 | 第7回 | 第6回 | 第5回 | 第4回 | 第3回 | 第2回 | 第1回)

三重県立四日市工業高等学校 (3/5ページ)

放課後のホームページ更新作業風景。リラックスした雰囲気の中でしたがカメラに少し緊張気味。
■自主的な生徒さんが多いですね

 みんながみんなそういうわけにはいきませんが…。建築科の方針として、興味を持った生徒の能力を伸ばしてあげたいという思いがあるんです。

 そのために授業では使用しないVectorWorksやformZなどのソフトも数本用意しています。環境さえ整えてあげると生徒はマニュアルを見て次第に上達していきます。教師陣も知らない操作をこなしている事もしばしばで、横で見ていて感心することも(笑)もちろん全体的なレベルの底上げも大切ですから、苦手な生徒の苦手意識克服にも力を入れています。

 少し荒療治的な方法なのですが、苦手意識を取り除くためには、他人にはできないことをさせ克服させるのが一番の近道。ということで難易度の高いソフトに挑戦させるようにしています。他人から「すごいね!」って言われたら誰でも嬉しいですよね?こうやって1人ずつ地道にCADマスターを育てています。あとは生徒同士がカバーしあって、なんとかクラス全体が回っているというところでしょうか。得意な生徒に教えてもらうのが一番分かりやすいでしょうしね。

 

※建築CAD検定試験は(社)全国工業高等学校長協会のジュニアマイスター制度の認証を得ております。取得ポイント数は下記の通り。
准1級 B (12点)
2級 C (7点)
3級 D (4点)
4級 E (2点)
■ジュニアマイスターのシルバー認定者も多いようですね

 生徒はずいぶんと意識しているようです。昨年度のマイスター認定者数は全国12位と好成績を残すほど高校生活の1つの指標になっています。建築科は特にジュニアマイスターでポイント化されている資格が多くないので、自分の実力を試す意味でも建築CAD検定3級を取得後に2級に挑戦する生徒は増えています。

 しかしながら学問とは資格ありきではないので、本末転倒にならないようには注意しております。生徒への各検定の案内は教師が責任を持って行っていますが、実際の申込・勉強・受験まで、原則として個人の責任で行うように指導しています。

 



3/5